第35回左龍・甚語楼二人会

先日、甚語楼さんの会をドタキャンしてしまったが、今日はちゃんと日本橋亭に行ってきた。
保土ケ谷まで歩いて湘南新宿ラインに乗った。新日本橋駅で降りて、以前にも入った喫茶店に行ってみたらやっていなかった。仕方がないので室町の地下街にあるタリーズでコーヒーを買って日本橋亭の近くで時間調整。しかしこのタリーズも並んでいた。昨今の繁華街のちょっと座れる店はどこも同じようだな。
開場10分前、日本橋亭に行くと5人くらい並んでいた。途中、前座のひろ馬さんが楽屋から出てきた。時間をちょっと過ぎてから開場。入りは30人くらいかな。今日は左龍さんのお弟子さん、左ん坊さんが11月1日付で二つ目昇進となったのでそのお祝いの会も兼ねている。

第35回左龍・甚語楼二人会 
左ん坊改め柳家小太郎二つ目昇進落語会

「黄金の大黒」 柳家ひろ馬
崇徳院柳家甚語楼
仲入り
「左ん坊改め柳家小太郎二つ目昇進披露口上」 左龍、甚語楼、小太郎
粗忽の釘柳家小太郎
「百年目」 柳亭左龍

いつもなら、左龍・甚語楼両氏によるオープニング・トークなのだが本日は昇進披露ということで趣向が違った。通常の落語会のように前座さんで始まった。
小せんさんのお弟子さんだが、多分初めて。演目も生で聴くのは初めてかもしれない。仲とりは甚語楼さん、なにを演るのかなと思ったら、「崇徳院」だった。
仲入り後、というか仲入り中も幕のなかでガタガタと音がしていて、ドタバタしているのが解った。幕が開くと小太郎さんを中心に向かって左に甚語楼、右に左龍師が並んでいた。甚語楼師の音頭で口上開始、しかし左龍師が茶々を入れてといういつもの展開。二人ともこんなに本格的にやるとはとか言っていた。最後に異例ではあるが当の本人からの挨拶もあった。三本締めの発声はお客から選ばれた。その後いったん幕が閉まって、小太郎登場。二つ目になったうれしさと羽織に慣れないことを枕に「粗忽の釘」。とりは師匠の左龍さんが大ネタ。ある意味師弟の噺だから、披露目には相応しいのだろう。師匠も気合いが入っていたのであろう。
新日本橋駅に降りたら、ちょうど来たのが東京駅止まり。えいやっと乗ったら東京駅で逗子行きに連絡していた。横浜駅に着いて、以前にも行った串兵衛という居酒屋でビールでもと思ったが、土曜日の21時過ぎの横浜駅西口は凄まじく、満席であった。仕方がないので上大岡に出て、でんがなから壱六家というコースでビールとラーメンを楽しんだ。ビールしか飲んでいないがまあ酔っ払うものだ。