柳家甚語楼の会

先週に引き続き、落語会を予約してある。『柳家甚語楼の会』である。
開場は13時なので、さてどうするかと悩んでいたが、とりあえず8時をだいぶ廻ってから家を出た。財布の中身が乏しいので、横浜駅でとりあえず銀行に寄る。そこから駅に戻って週刊碁を買ってから、JRに乗って御徒町で降りる。ここにあるというよもだそばで蕎麦を手繰る算段だ。春菊天蕎麦に紅生姜天を足そうと思っていたのだが、券売機の操作を誤って春菊天蕎麦を2枚買ってしまった。カウンターでその旨を告げて目当てのものにはありついたのだが、差額は帰ってこなかった。
そこからあてもなく隅田川方面へ歩く。佐竹商店街を横目に国際通りまで出たところで右折。蔵前から柳橋、馬喰町と行ったところで目に付いたベローチェで休憩。そこから今日の会場であるお江戸日本橋亭近くまでたどり着いた。
まだ時間があるので丸善に向かう。うろうろとした挙句、本を4冊ほど買ってしまった。
『人新世の「資本論」』 斎藤幸平、『江戸問答』 田中優子松岡正剛、『雪の階(上)(下)』 奥泉光

人新世の「資本論」 (集英社新書)

人新世の「資本論」 (集英社新書)

  • 作者:斎藤 幸平
  • 発売日: 2020/09/17
  • メディア: 新書
 

 

江戸問答 (岩波新書 新赤版 1863)

江戸問答 (岩波新書 新赤版 1863)

 

 

雪の階(上) (中公文庫)

雪の階(上) (中公文庫)

  • 作者:奥泉 光
  • 発売日: 2020/12/23
  • メディア: 文庫
 

 

雪の階(下) (中公文庫)

雪の階(下) (中公文庫)

  • 作者:奥泉 光
  • 発売日: 2020/12/23
  • メディア: 文庫
 

 


丸善を出たころにはだいたいいい時間だったので会場に向かう。それにしても人がそれなりに出ている。天気のいい穏やかな日曜日だから当たり前と言えば当たり前だが、新型コロナはまったく収まる気配がないことは確かだ。まあ俺自体が外出しているわけだけど。
途中ドラッグストアでお茶を買ってからお江戸日本橋亭に着くと10人以上並んでいた。ちょうど楽屋口に立っていたら扉が開いて前座の左ん坊さんが出てきて受付開始。ということで演目。

柳家甚語楼の会

『狸の札』 柳亭左ん坊
『本膳』 柳家甚語楼
酢豆腐柳家甚語楼
仲入り
『妾馬』 柳家甚語楼

左ん坊さんの高座は3度目かな。この噺も出会うときはやたらと続くのだけど、久しぶりに聴いたな。前座さんに続いて登場した甚語楼さんの演目は確か初めて聴くもの。一席終わっていったん引っ込んで、羽織を新たに羽織ってから高座に上がって今度は夏の噺。これも落語らしい噺だ。
仲入り後はお馴染みの演目。久しぶりといえば久しぶり。考えてみれば去年2回しか落語を見に行っていないのだがら当たり前だ。
終演後、さっさと新日本橋駅から帰る。上大岡に寄って、壱六家でいつものラーメン海苔増しとねぎ丼。ひまわり市場とひらしげで食料品を調達してから家に戻った。
『真っ白な嘘』読了。