盛綱陣屋

前にも書いていたが、2月末から同僚がコロナ感染の影響で自宅待機ということになり、3週間ばかり、週六日の勤務となっていた。先週半ばにめでたく復帰ということになったので、今日から代休ということで5連休することとした。そこでせっかくだから歌舞伎でも観ようかと国立劇場のネット予約をしたのだが、誤った日にちにしてしまった。ありゃと思ったがすでに遅し、仕方がないのでまた改めて本日の予約をして見に行った。
早朝、昨日から寒の戻りというか冬逆戻りという寒さのなか、帰宅する途中、井土ヶ谷の松屋で久しぶりに牛丼並盛+生野菜で豚汁変更を頼んだ。それから家に戻り、9時まで眠ってから家を出た。
横浜駅東急線に乗り換え、渋谷で半蔵門線国立劇場の最寄り駅の半蔵門で降りて、何度か寄ったことのあるセブンイレブンでコーヒーとお茶を購入。演芸場の方から大劇場に向かう。すでに開場時間を過ぎていたので、券売機でチケットを受け取って入場。席を確認してから、コインロッカーに荷物を入れる。それからけっこう並んでいる売店でプログラムと台本を買った。あとは開演を待つばかり。平日だがけっこうな人だ。主演が尾上菊之助ということで人気があるのだろうか?この演目を観るのは初めてだが、たしか昨年亡くなった二代目中村吉右衛門の得意演目だったはずだ。その娘婿が主演ということもあるのだろうか?

令和4年3月歌舞伎公演『近江源氏先陣館-盛綱陣屋-』

入門 “盛綱陣屋”をたのしむ」
ご案内            中   村 萬太郎
                           書   武田双龍

近江源氏先陣館-盛綱陣屋-』
佐々木盛綱       尾   上 菊之助
高綱妻篝火       中   村 梅  枝
信楽太郎         中   村 萬太郎
伊吹藤太         中   村 種之助
盛綱妻早瀬       中   村 莟  玉
高綱一子小四郎   尾   上 丑之助
盛綱一子小三郎   小   川 大  晴
古郡新左衛門     嵐       橘三郎
盛綱母微妙       上   村 吉  弥
北條時政         片   岡 亀  蔵
和田兵衛秀盛     中   村 又五郎
                           ほか

最初になぜか、オーケストラらしい音楽が流れ、スクリーンが映し出される。そこへ袴姿の役者さんが現れて、演目の背景その他の解説が始まった。終わりに主演の菊之助のメッセージが流れて休憩。この演目は一幕物なので、その後休憩はなかった。それにしても歌舞伎でずっと同じ場面ってちょっと損した気がするのは俺だけだろうか?休憩後は本編が始まる。所謂、お家大事の武士が家族を犠牲にしてその志を貫くという時代物にはよくある筋だが、あんまりひどい悪役が出てこない芝居だ。あとやっぱり子役がメインなのかな。