鈴本演芸場12月上席夜の部

いつもの薬が後、10日ぐらいで切れるのでお馴染みのひまわりクリニックに朝一で出かけた。それから日ノ出町まで歩いて京急横浜駅で下車。鶴屋町ドトールで時間調整をしてからいつものようにジョイナスで食料品を買ってから帰宅。
鈴本の夜席に行こうかなあ、どうしようかなあと思いつつ、テレビ東京の『男子ごはん』などを視つつ、考える。ネットのカクヤスで酒を注文して、その到着を待ちながらさらに考える。いつもならどこにも出かけずに家で飲んで寝るのだが、今日は再び家を出た。
クリーニング店に寄ってから電車を乗り継いで、上野駅で降りた。不忍口から出て、鈴本の前を通るとまだ誰も並んでいない。なんせ最近落語ブームがまだ続いているらしく、油断していると長蛇の列だったりするのだ。安心したので、デリーでカシミールでも食べようかと廻ってみると満員のようなので、鈴本の時の定番、ケンタでチキンフィレサンドを食べることにした。昨日の横浜もそうだったが、上野界隈も人が多すぎる。みんな何が楽しいのだろう。4時ぐらいから鈴本の所定の場所に並んでみた。観察していると面白い人が多い。見ていると鈴本で正月の寄席の前売りを買っているおっさんがいた。おもむろにガラケーで連絡を取っていたのだが、時々激高したらしく大きな声を上げている。時折ポケットに入っている缶ビールを飲みつつ、長い電話が終わらない。こんな人がいる寄席には行きたくないなあ。昼席が長引いたのか、4時半を大幅に過ぎたところでやっと昼席の客が出てきた。ついでに昼席トリの金馬師匠御一行も登場。やっと入場となった。廻りを見渡すと半分も入っていない。やっぱり寄席はこれぐらいがいいなあ、個人的には。満員の寄席は気忙しいのだ。ということで演目。

鈴本演芸場12月上席夜の部

『一目上がり』 春風亭一猿
『壺算』 春風亭朝之助
『奇術』 アサダ二世
『猫の皿』 春風亭柳朝
『安兵衛狐』 柳亭燕路
『漫才』 青空一風・千風
『堪忍袋』 柳家小袁治
厩火事』 橘家圓太郎
仲入り
『音楽パフォーマンス』 のだゆき
『道具屋』 春風亭百栄
紙切り』 林家楽一
『天災』 春風亭一朝

開口一番はトリの一朝師匠のお弟子さん。前座で聴くのは珍しい演目だろう。同じく一門の二つ目さん。アサダ二世はいつものとぼけたマジック。一之輔さんの国立での襲名披露で拝見したことのある総領弟子の柳朝さんはこのあいだ歌武蔵さんで聴いたネタ。燕路さんもめずらしいネタ。漫才も初めて、ブログはよく見ている小袁治さんも高座はお初。仲トリは圓太郎さん、小袁治さんのネタと被っているなあと思っていると『厩火事』だった。仲入り後は久しぶりに見たんだろうなあ、のだゆきさんのリコーダー二本吹き。百栄さんは予想に反して古典だった。先月も視た楽一さんは、「土俵入り」「スター・ウォーズ」「一朝師匠」であった。トリネタは何かなあと期待していたら、予想は悉く外れて『天災』であった。このネタもずいぶん久しぶりだ。
やっぱり出かけた方がいいなあ。ただ想いと実際はえてして違うということではあるのだ。