風邪が治らない

14日の土曜日にひいた風邪が治らない。当初は市販の風邪薬を飲んで、多少は良くなったと思っていたのだがこの昨日から今朝にかけてまたぶり返してきた。私にしてはめずらしく酒を飲む気もあまりしないくらいだ。
仕方がないのでいつもの横浜ひまわりクリニックに行ってきた。昨日からの雨続きで待合室は空いていた。すぐに呼ばれて検査ということで指先から血を採られる。その結果明らかに風邪ということで薬を3種類出してもらう。風邪薬、咳止め、胃薬だ。
診察料と薬代2,150円を払ってから歩いて桜木町方面を目指す。馬券を求める人達に天気は関係ない。駅前のモスバーガーの近くでタクシーから降りたばかりと思われる姉ちゃんが歩道に倒れていた。酔っ払いだね。それとも乗るところなのかなあ?
そのまま歩いて横浜駅に出る。有隣堂でロッキンオン11月号を立読み、杉田の住吉書房では11月号は置いていないのだ。たぶん発売日が月によって変わるせいだ。文庫のコーナーを見るとハイスミスの『見知らぬ乗客』が出ている。それと北村薫の「円紫さんシリーズ」ずらっと並んでいる。これは『太宰治の辞書』の文庫化と合わせたためだろう。さらに何故か安吾の『不連続殺人事件』も平台にあった。どれも買わなかったがやはり本屋には行くべきだ。
食料品を買って横浜商店街で白菜キムチと明太子のキムチを買ってから帰宅。
風邪はどうもだいぶ良くないらしく、仕方がないので本を読んでいた。
『眉雨』 古井由吉と『太宰治の辞書』を読み終える。前にも書いたが古井由吉をこんなにあっさり読めるとは我ながら不思議だ。理解したかというとそんなことはないだろうが。まあそんな作品をなんで読むんだということだがなぜか読みたくなるのである。このあたりがこの作家の不思議なところだ。久しぶりの「円紫さんシリーズ」だが、小説と自分と時間の流れがなかなか空恐ろしい。主人公の「私」はすでに中学生の男の子の母親である。