第24回 志遊の会

開口一番
快楽亭ブラ汁
「反対車」
立川志遊
「片棒」
仲入り
立川志遊
「抜け雀」

受け付けはらく太、客の入りは7割ぐらいかな。ブラ汁を聞くのは何回目か。卒はないが爆笑というわけでもない。途中、なかなか二つ目になれない自信の境遇をギャグで入れていたが、快楽亭一門から昇進者はないものなあ。ブラ房はどうしただろう。さて志遊登場。まずは吝嗇の噺。去年の11月こしらが演ったのはいまどきのくすぐりをたっぷり入れていたが、こちらは正統派(?)。昔テレビで見た小朝のと似ていた。表情の変化がおもしろかった。仲入り後は所謂名工モノ。枕で『駕篭かき』が昔は差別用語だったという説明をしなかったので落ちが違うのかと思って聞いていたらやっぱり違った。
どちらも楽しかったのだけれど、ちょっとあっさりしすぎかなあという感じもある。客層の年齢層も高い。唄もうまいし、踊りもOKで安心して聞けるのだけれど、そこら辺が真打への課題か。個人的にはさっさと昇進してもらいたい。