日本経済新聞7/4日付朝刊
ソフトのD社自己破産を申請
マルチメディアソフト開発のドーム(東京・渋谷、TY社長)は東京地裁に自己破産を申請した。負債総額は約二十二億円。ソフト開発に先行投資がかさんだうえ、新技術の製品化が遅れたことなどが原因という。
D社は開発途中のデータ圧縮技術の事業化資金として昨秋、日本開発銀行、第一勧業銀行、三和銀行など四行から六億四千万円の融資を受けた。事業規模が小さなベンチャー企業に金融機関が協調融資した先駆的な事例として注目される。