第十八回 京の噺家 桂米二でございます

『ろくろ首』 桂二乗
『田楽喰い』 桂米二
『宗論』 桂團朝
『宿屋仇』 桂米二
仲入り
崇徳院桂米二

開口一番、上方でいうところのご祝儀は師匠の一番弟子。こちらだと婿に行くのが与太郎だが、それほど強烈なキャラクターではない。そういえば随分前に真打に昇進したばかりの三三さんで聴いたなあ。
続いて今日の主役登場、この噺は『ん廻し』だな。ただ田楽のところまでがちょっと違うのかな?とはいっても昔テレビで現在の雲水さんで観たくらいだから、なんともいえないが。
弟弟子の團朝さん。枕の米團治ネタが笑える。本編も楽しかった。確か国立で聴いたことがあった。五明樓玉の輔さんだったな。
続いてはけっこう聴く機会のある噺だろう。生で一度、黒門亭だったかな。後はテレビで枝雀、志の輔で観ている。派手な噺で楽しい。
仲入り後、これまたお馴染みの噺、でも生で聴くのは3回目くらいかなあ。お櫃と沢庵を抱えさせられるところは笑える。そういえば吉朝さんのテレビのを何回も観たよなあ。
考えてみたら、米二師匠のブログはよく見ているのだけれど、落語を聴くのは初めてで、実際上方の噺家さんは何年か前の都丸時代の塩鯛さん以来、二度目。上方らしく生のお囃子が賑やかで、米二さんの噺も良かった。まあなかなか聴く機会が少ないところがちと残念だけど。
もう5月だけど、落語は今年二度目かな、出不精なのでつい止めてしまうのだが、やっぱり出かけると楽しい。まあわかってはいるのだけど。