立川志遊の会〜666ふたたび〜

真田小僧』 立川吉幸
高砂や』 立川志遊
『大新河岸 母子河童』 澤孝子 曲師/佐藤貴美江
仲入
『百年目』 立川志遊

開口一番、元ブラ房・現吉幸さん。確か随分前に聴いた覚えがある。真田小僧の触りでさらりと高座を降りる。続いて黒紋付に袴といういでたちで主役登場。「とーふ」の繰り返しが笑える。落ちは変えていたようだ。次は本日のゲスト、現日本浪曲協会の会長の登場。実は今日の会のもうひとつの目的はこの澤孝子師匠であった。浪曲を一度、生で見てみたかったのである。浅草の木馬亭に行けばいつでも見られるのであろうが、浪曲ばかりというのはやや荷が重い。どうも講談とか浪曲とかの実録物というか現代物というのが苦手(というか食わず嫌い)なので、落語に挟まれて一席というのが良い。生の三味線との掛け合いも楽しく、節回しも楽しめた。ただ、内容としてはどうということもない。人情話なんだろうがそんなに深みがあるわけでもないしな。今度は次郎長物とか聴いてみたい。
仲入後、長講ネタ。この噺はこれまた随分前にこの会場で、ただいま円生襲名問題で騒がれている三遊亭鳳楽さんで聴いていた筈だ。途中、台詞の間違えが気になったが熱演であった。
お開きの後はさっさと帰宅。