鈴本演芸場4月中席昼の部

『道灌』 柳家花どん
『飛行機こわいよ』 古今亭駒次
『曲独楽』 三増紋之助
六尺棒春風亭正朝
『碁泥』 柳家小里ん
『漫才』 昭和のいる・こいる
『味噌豆』 林家正蔵
『棒鱈』 古今亭菊之丞
紙切り林家正楽
井戸の茶碗柳家喬太郎
仲入り
『マジック』 ダーク広和
『短命』 柳家喜多八
『開帳の雪隠』 古今亭志ん弥
『三味線漫談』 三遊亭小円歌
『壺算』 三遊亭歌武蔵

最初は六部程度の入りだったが、最終的にはほぼ満員になったようだ。まあこのくらいが平日の昼席だろう。開口一番は前座さんでお初の人。柳家の基本の噺。続いて二つ目。確かこの人は前座時代に黒門亭で観ていたと思う。新作でかなり笑えた。曲独楽のこの人も、どこかで生で観た記憶がある。その後は真打登場。正朝師匠も随分寄席で観ているなあ。続いて、昔、相撲の形態模写でテレビに出ていた人。初めて聴いた演目だった。何年か前にブレイクしたのいこい師匠も生で聴くのは初めて。ゆるーい感じはそのままだな。これまた寄席でよく出会う正蔵さん、軽い噺で引っ込んだ。菊之丞さんは初めて聴く演目。こういう噺なんだ。落ちがちとわかりにくいかなあ。そして前から観たかった正楽師匠。客席のリクエストが、オーソドックスなものだったが飄々とした高座であった。お目当ての喬太郎さんは先日も聴いた演目。どうも体調がやや不良らしく、前回よりもちょっと落ちるかなあ。
仲入り後は、すっかり御馴染みのダーク広和さん。礼によって、ロープの端が増えていくマジック。お目当ての師匠はこれまた馴染みのある演目。所謂、下世話な単語を避けて動きだけで見せていたのは初めてだった。お次は始めての師匠で、初めて聴く演目。なんというか、隠れた実力者といった感じかなあ。まあ私自身がそんなに聴いていないのだけれども。いつもの小円歌師匠の唱と踊りの後はトリの歌武蔵師匠登場。何を演るかと思ったら、『壷算』だった。
今回も良い面子だったので楽しかった。平日はこのくらいの感じがいいなあ。
その後、五反田まで出て、いつものかね将でOさんと飲む。ただ店に入った頃はまだ外は明るく、なんかいつもと違う。始まりが早かったので、10時ぐらいには終わってさっさと帰宅。