池袋演芸場12月上席昼の部
『初天神』 林家木りん
『鮑熨斗』 金原亭馬治
『マジック』 花島世津子
『フィッ』 林家さん歩
『蝦蟇の油』 柳家一九
『漫才』 ロケット団
『勘定板』 橘家圓太郎
『町内の若い衆』 春風亭正朝
『太神楽』 翁家和楽社中
『小言幸兵衛』 春風亭一朝
仲入
『金明竹』 隅田川馬石
『替り目』 古今亭菊之丞
『漫談』 あした順子
『甲府ぃ』 桃月庵白酒
平日の池袋の昼席でこれだけ混んでいるのは、やはり顔ぶれが良いせいか?なかなか充実したラインアップだ。前座さんは木久扇師匠のお弟子さん、後であした順子さんのダンスのお相手として再登場した。なんでも元大関の清国の息子さんとか。続いての二つ目さんは確か初めて、『鮑熨斗』を途中まで。マジックは懐かしい人で昔、テレビとかで拝見した。この人は長いなあ。次はめでたく二つ目に昇進したばかりの方。新作であったがなかなかおもしろい。どうも円丈さんの作のようだ。その後は真打、確かもう随分前に黒門亭で『鹿政談』を聴いたことがある。そして現在売出し中のコンビ。やっぱりおもしろいなあ。それにしてもあの赤いスーツってどこに売っているのだろう?先月もこの池袋で見た圓太郎さんは初めて聴く演目。タイトルは知っていたが、こういう噺だったんだ。圓太郎さん以降は春風亭一門が続く。正朝さんは左談次師匠で去年(もう去年か?)聴いた噺。こういうのが落語だと感心する。太神楽を挟んで中トリはお初の一朝師匠。この人もうまいなあ。
仲入り後は、久しぶりの馬石さん、この人も以前の堅さが抜けて良い感じになってきた。続いてはお初の師匠。やっぱり売れているだけあって、上手だ。先月に引き続きあした順子師匠に笑わせてもらってからお目当て登場。枕がけっこう長かったから何を演るのかと思っていたら初めての噺。ちょっとした人情噺で落ちが珍しい。
先月は今ひとつの印象だったが、これだけ演者が揃うとやはり充実しているし、楽しい。来年の1月の昼席で小三治師匠のトリだとか、並ぶんだろうなあ。
それから五反田に出て、Oさんと飲み会。いつものようにかね将で飲んでから、すぐ近くのバーで飲んで解散。帰りに千家でネギラーメンを食べて帰宅。