新春特別企画 桃月庵白酒独演会

「狸札 」  入船亭辰じん
「つる 」  桃月庵白酒
「厄払い」  柳亭市馬
仲入り
「三味線漫談」 柳家紫文
「妾馬」 桃月庵白酒

開口一番の前座さんも引続き、携帯関連のお願いからであった。このネタを聴くのも久しぶり。続いて主役登場。野毛界隈の話を枕に振ってから落語らしい噺に。くだらないといえばおよそくだらない噺であるが笑わせてもらった。こういうのを下手な人が演ると少しも笑えない筈だ。助演は市馬師匠。テレビでは見たことがあるが生は初めて。相撲甚句を唄っていたが実にいい声だ。演目も初めての噺。与太郎が大晦日の町を厄払いに歩くという話であった。そういう習慣が既に廃れてしまったので若干違和感を感じる。
仲入り後、紫文師匠による鬼平ネタ。これまたくだらないといえばおよそくだらない。一曲ぐらいは歌うか弾いてもらいたかった。トリネタは白酒師匠では二度目の噺。前はいつ聴いたのかな。この人は本当に何を聴いても楽しい。
それにしてもこれで後500円安かったらにぎわい座もいいのだけどなあ。