『第41回 志遊の会』
幇間腹」 立川らく太
「青菜」 立川志遊
仲入り
浮世床 本〜夢」 立川左談次
井戸の茶碗」 立川志遊

相変わらず客は年齢層が高い。ちらほら私より若い女性も何人かいたようだ。受付に立川らく兵の姿も見えたが、開口一番はらく太。確かこの噺は聴いていたと思う。相変わらず卒がないが、もうひとつかな。そこら辺が二つ目の壁なんだろう。主役の志遊さんが出てきて夏の噺。やはりこれは爆笑ネタだな。それなりの噺家が演ればもう笑うしかない。ただの噺家がやるとすごくつまらない演目となってしまうのだろう。
仲入り後、さだやん師匠登場。やっぱり怪しい。実際の高座で初めて聴いた演目だったがきっちり笑わせてもらった。トリの演目は名のみ知っていて実は今回が初めて聴く噺。意地を張った侍に挟まれた正直者が右往左往する噺だが、いろいろと腑に落ちないところがある。最後はハッピーエンドでまとめているけど、ストーリー全体に不満が残る。なんか消化不良かなあ。これは噺自体の問題なんだろう。そんな価値の高い茶碗が浪人の家にあるというのがリアリティに欠けるし。
終わってから神保町でFさんと合流。短い時間だったが久しぶりに話をさせてもらった。いろいろとご心配をお掛けしました。