第20回左龍甚語楼ふたり会

さていつもの難しい日曜日だ。3時過ぎくらいまではなんとか眠ることができた。どうしようかと思案をしつつ7時半くらいに家を出た。南太田駅を通り過ぎ、セブンイレブンでお茶とおにぎりを買って栄養補給をする。日ノ出町駅のトンネルの傍の跨線橋を渡り、左手の崖を昇る。およそ住宅地とは思えない階段だ。
ここは以前「はまれぽ」に出ていたところだ。前に来たときは右手に行ってしまいたどり着けなかったのだ。結局、出たところは野毛山の動物園の左側、迎賓館とかいうホテルがあるところだった。日ノ出町の駅から最短のルートはここなんだろうけれど、不便っちゃ不便だ。
そんなところを通ってきてしまったので、そのまま野毛山動物園から一本木小学校のところから戸部に抜けるルートを久しぶりに歩いた。
横浜駅東口から構内に入り、キオスクで週刊碁を買い、ヨドバシをうろうろし、ジョイナスで食料品を調達し、今度は京急で黄金町で下車。横浜橋商店街でキムチを購入。今日は切ってある白菜とセロリだ。バスには乗らずにそのまま歩いて吉野町のカクヤスでビールを買って、南太田駅近くのラブリーでクリーニングに出してあった物を引き取って一旦帰宅。
午後3時前にまた家を出て今度はお江戸日本橋亭を目指す。今夜は「左龍甚語楼ふたり会」なのだ。横須賀線に乗って、車中は一昨日届いたホワイト・アルバムを聴いていた。
新日本橋駅で降り、毎度のドトール日本橋本石町店で時間調整。開場時間が近づいたので日本橋亭に向かう。もう5時を過ぎるとほぼ暗い。会場前にはすでに10人以上並んでいて時間より10分前ほどに受付が始まった。受付は主催者の瀧口さんかな。
相変わらず年齢層は高いが、オープニングで左龍、甚語楼両名からも言及があったが、めずらしく今回はほぼ満員であった。ということで以下演目。

第20回左龍甚語楼ふたり会

『オープニングトーク:あなたと飲みたい』左龍・甚語楼
『呑める』柳亭市若
粗忽長屋柳家甚語楼
『不動坊火焔』柳亭左龍
仲入り
浮世床 本・夢』柳亭左龍
『火事息子』柳家甚語楼

毎度の如く、最初は2人によるトーク。甚語楼さんは昼間、松戸で仕事だったそうで打ち上げを振り切って駆け付けたそうでエンジンが掛からない。ほとんど左龍さんがしゃべって前座さんと交代。先週の国立と同じ市若さん。今日も開口一番としては珍しい演目であった。この会は仲トリとトリネタは出ていつのだが、そのほかの演目はお楽しみである。甚語楼さんは何をやるのかなと思ったら柳家のお馴染みのネタであった。師匠権太楼さんの北とぴあでの高座の繋ぎのエピソードを語った後、はた迷惑な粗忽ものの噺。この噺は傑作だよな。続いては左龍さん。先ほどの甚語楼さんの枕を引き継いで、昔、さん喬・権太楼二人会でさん喬師匠が仲トリで『粗忽長屋』を掛けたが受けなかったら、仲入り後権太楼師匠が「粗忽長屋演ろう」っと言って高座に上がり、楽屋に緊張が走った話からこれも柳家一門のネタだろう演目。いろいろシチュエーションとしては無理があるがまあ落語である。
仲入り後の左龍さんは寄席でお馴染みのネタ。本のところはさらっと流して夢まで。とりネタこの季節の人情噺。もう11月だものなあ。
終わって、来た時と同じく新日本橋から横須賀線で帰ってきた。