彼岸過迄

やっとのことで『定本 漱石全集〈第7巻〉彼岸過迄』読了。
これは所謂、連作短編集という体裁を持っているが、月報にもある通り、主人公と思われていた人物が後半ではほとんど脇役に廻ったり、ある人物の独白が延々と続いたりと座りが悪い作品である。世の中に普通に生きていくのに違和感を抱いていることが主題だと思われるが、それにしても出てくる人々の大半が高等遊民というのが平成の現代に生きている人間としては、今ひとつ解せないというかうらやましい。
その他、買っているのは下記の通り。
『アメリカ銃の謎』 エラリー・クイーン、『Rainbow』 山本彩、『Nick The Knife』、『ショウマンの悲劇』 Nick Lowe、『ステキな奥さん あはっ2』 伊藤理佐
クイーンは創元推理文庫から出ている新訳版である。山本彩を買ったのは自分でもよくわからない。

Rainbow(初回限定盤 DVD付)

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Nick the Knife

Nick the Knife

 
ショウマンの悲劇

ショウマンの悲劇

 
ステキな奥さん あはっ 2

ステキな奥さん あはっ 2