女流義太夫演奏会12月公演

今日は先月にチケットを買っていた『女流義太夫演奏会』に出かける。会場の紀尾井町ホールにどうやって行こうかと多少悩んだけれど、安直に東横線から半蔵門線、表参道で銀座線に乗り換えて赤坂見附で降りた。
やたら長い地下道を抜け、弁慶橋を渡り、その昔、囲碁やら将棋やらのタイトル戦の会場となっていた福田屋を横目に紀尾井ホールを目指す。途中出汁の自動販売機があるのだが、700円ぐらいしてけっこうな値段だ。こんなところにあって利用する人がいるのかと思っていたら、帰り道カップルが買っていた。
紀尾井ホールの5Fにある会場の小ホールについてみるともう結構な人が並んでいる。券は売り切れ、当日券もなしということだったのでこの盛況なのだろう。年齢層はそれなりに高い。ということで演目である。

『女流義太夫演奏会12月公演』

お話:原 道生(義太夫協会会長)

仮名手本忠臣蔵」六段目 身売りの段
勘平:竹本越里
お軽:竹本綾一
一文字屋:竹本京之助
母:竹本越若
三味線:鶴澤寛也

落語「中村仲蔵
古今亭志ん輔

ご挨拶

休憩

仮名手本忠臣蔵」七段目 祇園一力茶屋の段
由良之助:竹本駒之助
お軽:竹本綾之助
平右衛門:竹本越孝
力弥:竹本佳之助
重太郎:竹本土佐子
弥五郎:竹本越京
喜多八:竹本駒佳
太夫:竹本土佐恵
三味線:鶴澤津賀寿

(監修:豊竹嶋太夫

師走なので忠臣蔵、まあこれは毎年のことのようだ。しかも今日は15日、まさしく討ち入り後の日である。最初に義太夫協会の会長という人が今日の回の説明をしてから始まった。
まず、六段目のお軽が身売りされる場面、続いて落語、この演目はかなり前、隅田川馬石さんの真打昇進披露の一門会で聴いた記憶があるのだが、違ったかな。それから、また会長が出てきて協賛しているNHKの厚生文化事業団の人が出てきてご協力のお願いをしてから休憩に入った。
このホールは実に落語向きだと思うが、ちょっと気位が高いというか高級な感じ。窓からは迎賓館が視える。その代りとはいってはなんだが、自販機はパックのジュースのだけが1台。無料でお茶とか水が飲めるけど、その辺は不便。地代が高いからなのか廻りにコンビニも見当たらない。
メインは七段目一力茶屋の段。これは大勢入れ替わりに出てきた。
所謂、素浄瑠璃を聴くのは初めてだったのでどんなもんかいなと思っていたが結構聴けた。しかし今回は落語が付いていたので良かったが、義太夫だけだとちょっとつらいかな。なんにしても太棹の三味線の音は心地よい。
帰りは永田町の駅から半蔵門線に乗り、渋谷で東横線に乗り換えて横浜へ。ジョイナスで食料品を買って、ヨドバシに頼んでいた『ギター・マガジン1月号』を受け取ってきた。ジョン・レノンの特集だったのだ。
その他に買っているのは以下の通り。
『Loving The Alien (1983-1988)』 David Bowie、『黒後家蜘蛛の会〈5〉』 アイザック・アシモフ、『東京人1月号』、『レコード・コレクターズ1月号』
デヴィッド・ボウイのは『レッツ・ダンス』、『トゥナイト』、『ネバー・レット・ミー・ダウン』のオリジナル・アルバム3枚とその時期のライブやらが入ったボックス・セット。『東京人』は江戸城外堀が特集だったため、『レココレ』はウィングスの『ワイルド・ライフ』と『レッド・ローズ・スピードウェイ』の特集だったので購入。
読み終わっているのは『第三阿房列車』と『奇商クラブ』

黒後家蜘蛛の会5【新版】 (創元推理文庫)
 
東京人 2019年 01 月号 [雑誌]

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