帰宅の途

夜中の3時ぐらいに目が覚めて、あとは寝たり起きたりという療養中の老人のように過ごしていたが、4時を過ぎた辺りで部屋を出た。7階の大浴場に行ってみたがここは5時からということで、仕方がないので3階に降りてそこのロビーで音楽を聴いていた。
5時を過ぎたので7階に戻り風呂に入った。どうもシステムが変わり、朝は男湯と女湯が交代になるらしい。長年来ているがこちらの方には入ったことがなかった。若干狭い。露天風呂は高所恐怖症の身になってはちょっと怖い。ロビーで新聞を眺めてから部屋に戻り時間を潰してからまた7階に行って湯舟に浸かる。団体の人が続々と入ってくる。やたらと日焼けをしていたのでさてどんな職業の人なんだろうと思っていたが、後でホテルの前に停めてあるバスを見てわかった。建設会社の方々だったようだ。
やっと朝食の時間になったので2階の食堂に行く。いつものようにサッポロ黒ラベルを頼んだ。やたらと混んでいたのでとりあえずちょっとつまみを取ってだけでとりあえずビールを飲む。毎度書いているが温泉旅行というのはこのためにあるのだ。
帰りの電車の切符はすでに買っているので、それまで稲取の街を歩く。駅と反対方向に歩いてから海岸線に降りたら、けっこういなとり荘に近かった。で今度は港方向に歩いて行った。いかにも漁師町らしい路地を抜けていくと朗々とした声が聞こえる。数人のお坊さんだ。よく聞いてみると建長寺の修行僧が托鉢に廻っているらしい。後でネットで調べてみると遠鉢修行というらしい。それを見たのは稲取八幡神社の鳥居の前だった。その神社を参拝してからぐるっと廻ってからホテルに帰ると、ご両親と兄貴ももう帰るらしく、10時の送迎バスで駅まで行って、また「スーパービュー踊り子」で横浜へ。ホテルにiPhoneのライトニングケーブルとACアダプタを忘れてきてしまったのでヨドバシで調達。さらに食料品を買ってから帰ってきた。本当は床屋に行くつもりだったが、一旦部屋に戻ったら出かける気がなくなり、ザラザラした顎を撫でながらグダグダと過ごした。

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