江の島辺りを

毎度人手が少なく、仕事が捗らない月曜日にはめずらしく、スムーズに仕事が終わった。今晩はお休み、さてどうするか?いろいろと逡巡した後、とりあえず大船まで行ってみる。
ビールでも飲みながら東海道線に乗って、箱根湯本とか大磯に行こうかそれとも近場で鎌倉か?改札を一旦出て、切符の販売機を確認すると、以前にも使った鎌倉江ノ島フリーきっぷがあったのでそれを買ってまた駅構内に入る。ところが東海道線横須賀線もちょっと時間が合わない。そこで湘南モノレールに乗ることにした。久しぶりに乗ったがずいぶん揺れる。終点の江の島まで乗るつもりだったがひとつ前の目白山下という駅というところで降りてみた。
そこからちょっとした山を越える道路を歩く。モノレールはトンネルを通っているらしい。山を下ると龍口寺のところに出た。そこから江の島に向かう。平日の月曜日なのだが人出は多い。徐々に日差しが強くなり、真夏のような暑さだ。右手に薄らと富士山が見え、海上では魚が跳ねている。
江の島というと「江ノ島」「江の島」「江島」といろいろな表記があるようだ。神社は江島神社と書く。参道に入ると狭いせいか混んでいる。エスカーなどには乗らず、辺津宮、中津宮、奥津宮と歩く。もう十年以上前だが、江の島の上り下りを歩くのに体力が続かず、いやになったことがあったがなんていうこともなく奥津宮までたどり着いた。岩屋までは行かず、ここで引き返す。鳶が飛び交って、暑さのせいかでかい蜂までいる。
この暑さならビールでも飲みたいところだがなんせ眠気が襲ってきているのでどこにも寄らず、ちょうどいい時間だった鎌倉駅行のバスに乗る。どういうルートかなと思っていたら、先ほど乗っていたモノレールを辿っていた。西鎌倉辺りで鎌倉山を登っていく。ここら辺りは高級住宅地であるらしい。確かに車がなくてはどうにもならない。そこから大仏のある高徳院から長谷観音を近くを通っていく。車窓から見ると観光客でけっこうな混雑。それだけでうんざりしてしまい途中下車せず、終点まで乗り続ける。まあフリーきっぷはちょっと無駄になってしまったがそこからあっさりと帰ってしまった。