池袋演芸場四月上席夜の部

『たらちね』 柳家圭花
『道具屋』 台所鬼〆 
『蝦蟇の油』 古今亭菊志ん
『漫談』 昭和こいる
『勘定板』 柳家一琴
『出来心』 古今亭志ん橋
『奇術』 アサダ二世
『代書屋』 五街道雲助
仲入り
『子どもの作文』 三遊亭天どん
宮戸川柳家小満ん
『漫才』 ロケット団
『不動坊火焔』 柳家花緑 

仕切り直しての開口一番、先月の「らくごよったり」でも伺った圭花さん。続いて同じ花緑門下の鬼〆さん。この人は2度目。なんか独特だよね。菊志んさんは3度目かな。随分前に聴いたことのある演目、あの時はまだ二つ目でそんなに笑えなかったが、今回は楽しく聴けた。なんでものいるさんが怪我で入院中ということでこいるさん1人で漫談。最後は高田文夫作詞の歌を歌って引っ込んだ。久しぶりの一琴さんは下の噺。古今亭のベテランの師匠はお初、泥棒の噺であった。アサダ二世さんの高座はちょっとロビーに出て失礼してしまった。仲トリは雲助師匠。何を演るのかと思ったら以外にも『代書屋』であった。仲入り後は昨年、真打昇進となった天どんさんが自作の新作。初めてであったが飄々とした高座であった。続いても初めての師匠。この噺も久しぶりに聴くなあ。ロケット団のいつもの漫才のあとはトリ登場。『不動坊』を演ってくれた。時間のせいなのか、最初のところは端折って、新婚家庭に幽霊騒動を持ち込もうと振られた三人の相談の場面からであった。
以前は一日中寄席に籠るというのは、無理だろうなあと思っていたが、けっこう平気であった。演芸場を出ると一転して寒さが戻っていて寒かった。