池袋演芸場四月上席昼の部

『狸の札』 入船亭ゆう京
『ぞろぞろ』 入船亭遊一
『俗曲』 東京ガールズ
『マキシム・ド・のん兵衛』 五明楼玉の輔
『半分垢』 入船亭扇好
『漫才』 ホームラン
『支度部屋外伝』 三遊亭歌武蔵
『七段目』 林家正蔵
『奇術』 ダーク広和
ちりとてちん柳家喬太郎
仲入り
『鮑熨斗』 入船亭扇辰
『替わり目』 金原亭伯楽
紙切り林家正楽
『干物箱』 入船亭扇遊

開口一番は以前「四人廻しの会」で見た扇遊師匠の前座さん。最近、狸の噺を聴かないなあと思っていたら、今度は続いてである。続いても扇遊門下の二つ目、この人は初めてかなあ。この噺を生で聴くのも初めてだろう。これまた寄席でお目に掛かるのはお初の東京ガールズ。前は3人組だったと思うがいつのまにか2人になったようだ。賑やかで楽しい高座であった。それにしても三味線の音色を聴くのは楽しい。玉の輔さんは以前にも伺った白鳥作の新作。扇好さんは先日行けなかった「四人廻しの会」で演られた噺。そうかこういう噺なのか。なんか油が乗ってきたホームランの漫才の後は、歌武蔵師匠が相撲界の話題で楽しませてくれた。本当に正蔵さんはうまくなったよなあ。それにしても随分痩せたな。ダーク広和さんは何故か座布団に座り、いつものBGMもなしにマジックを披露。なんかすっきりしない感じで終了。この途中で小さい女の子を連れた親子連れが入場。なかなかおとなしいいい子であった。正楽さんの紙切りには興味津々といった感じであったが、後はあの年頃の子どもに寄席は厳しいだろうなあ。仲トリに期待していて、何を演ってくれるかなと思っていたら『ちりとてちん』でありました。仲入り後はこれまたお初の扇辰さん、『鮑熨斗』を途中まで。相変わらずの多少怪しい正楽さんの後はトリ、『干物箱』を明るく演ってもらいました。
今日は夜の部までいるつもりで来たので、そのまま居残り。帰ったお客は半分くらいかなあ。