そして深夜にその『シューマンの指』と『箱根駅伝を歩く』 を読み終える。『シューマンの指』はなんか久しぶりに奥泉光らしい小説で、『葦と百合』を思い出した。ミステリー仕立ではあるがそこは奥泉光、一筋縄ではいかない。『箱根駅伝を歩く』は正月の名物行事である駅伝のルートを文字通り歩いてみたルポで、泉麻人らしい視点が所々垣間見れる。ちょっと箱根界隈を歩いてみたくなる。