池袋演芸場6月下席

『転失気』 林家まめ平
『子ほめ』 柳家ろべえ
『あちたりこちたり』 柳家福治
六尺棒』 桂ひな太郎
『漫才』 ホンキートンク
厩火事』 入船亭扇遊
『四段目』 林家正蔵
仲入
『転宅』 柳家三三
『漫談』 三遊亭歌武蔵
『俗曲』 柳家小菊
『鰻の幇間柳家喜多八

考えてみれば、通常の寄席興行にちゃんと来るのは多分初めて。子供の頃に九州のお祖父さんに連れられて正月のやたら混んだ鈴本に行った記憶があるがそれくらいか?そういえば鈴本は古くはサマー寄席とか早朝寄席とかで何度か入ったことはあるが、末廣も浅草演芸場も入ったことがない。当然池袋も初めてだ。上野広小路亭より若干広いかなあという程度。まあ落語聴くのはこのくらいがベストかもしれない。演者との距離が近い。漫才はマイクが入ったが他はノーマイクだったようだ。
開口一番は正蔵師のお弟子さん。続いて喜多八師のお弟子さんでそこら辺がよくわかる。なんともいえない所謂個性があって面白かった。しかし『子ほめ』を聴くのも久しぶりかなあ。次は小三治門下のベテランなんだろうな。初めて聴く演目。先ほど調べたら小満ん師の新作らしい。ひな太郎さんもお初。この演目も随分久しぶり。漫才は確か国立演芸場で観たことがある。あの時より面白かった。今日の演者は生で聴くのはほとんど初めての人ばかりだったが、扇遊師匠は楽しい。正蔵師匠の演目は志ん朝師のやつをビデオで何度も観たものだ。もう少し笑えると良いんだけどなあ。
仲入後、三三さんの演目もこの人の師匠小三治のビデオを随分観たなあ。流石に師匠に似ていて楽しかった。歌武蔵師も初めてだったが、元相撲取りらしく角界の話題で笑わせてくれた。三味線と歌の後はトリ登場。何を演ってくれるかなあと思っていたら、私の好きな噺で大変結構でした。
終演後はJRでさっさと帰宅、雨は上がっていた。