『川跡からたどる江戸・東京案内』 菅原健二、『東京水路をゆく』 石坂善久
川跡からたどる江戸・東京案内 東京水路をゆく ―艪付きボートから見上げるTOKYO風景
横浜に住んでもう20年も経つけど、東京が好きなんだよなあ。横浜はなんだかんだいって、やっぱり地方都市。なので東京のごちゃごちゃした町並みとか、緑とはほぼ無縁ところとか、不思議とほっとする。なんだろうねえ、この感覚。東京生まれは東京生まれなのだけれど、3歳ぐらいまでしか住んでいなかったので、高速道路が頭の上を走り、荒川からは臭い臭気が漂っていたというくらいしかの記憶しかない。そういう意味では江戸っ子とはとても言えない。それにしてもやっぱり東京というのは変わった街だ。京都のように区画整理がされているわけではなく、昔からの農道とかも残っていたりする。そこがおもしろいところなんだろう。