第四十五回 志遊の会

『少年時代の鼠小僧』 東家一太郎 曲師:佐藤貴美江
『お化け長屋』 立川志遊
仲入り
『抜け雀』 立川志遊

開口一番はめずらしく浪花節の前座さん。6月のこの会のゲストが澤孝子師でその縁での出演とのことであった。曲師はその時と同じ方。浪曲の場合、曲師は向かって右側、そして浪曲師は台を前に立って演じるのだが、会場の都合で台は無く曲師は左側であった。なんでも最初は落語が好きで談志の追っかけをしていて浪曲に目覚めたそうだ。志遊さんは夏の噺と確か広小路亭で聴いた噺。下げもその時と同じで通常のものとは変えたもの。二席というのはやはりちょっと物足りないかなあ。でも終わってみればもう9時を廻っていた。