第10回 四人廻しの会

『たらちね』 柳家おじさん
『猫と金魚』 桃月庵白酒
『万金丹』 柳家三三
仲入
『疝気の虫』 入船亭扇好
『唐茄子屋政談』 三遊亭萬窓

4人ではなく、5人の時に一回聴いていると思う。柳家一琴師匠がメンバーだった頃だ。白酒師匠が『居残り』を演るというので観に行った記憶がある。多分、それ以来であろう。
去年、白酒・甚語楼二人会で前座を勤めていた前座さんでスタート。なんでおじさんなのかなあ。続いて、お目当ての師匠。これもまた二人会で甚語楼師匠が演っていた演目。予想通り爆笑。久しぶりの三三さんは見た目、どんどん老成化が進んでいるような気がする。噺の端々に白酒師匠をネタにしていた辺りが新しい発見か。仲入り後は、なかなか演じるにはむずかしい噺。明るい高座であった。この扇好さんという人は、かわら版なんぞでもあんまり見かけないようだが、独演会とかないのかな。トリは人情噺。確か、志らくさんで一度聴いている。安心して聴けました。

やっぱり、生の落語はいいな。まだまだ始まったばかりの日暮里の街をさっさと通り過ぎて帰宅しました。