寄席フローラル
柳亭こみち 『堀ノ内』
柳家喜多八 『うどんや』
仲入り
柳家喜多八 『首提灯』

こみちさんは先日の兼好カフェ以来。後から喜多八師匠も言っていたがこの手の噺を開口一番でやるのはむずかしい。こちらも聴く体制がまだできていないので噺になかなか乗れないのだ。熱演だったがちょっと笑いが少なかった。
メインの喜多八師匠は確か、『小言念仏』を飛行機の中で聴いたぐらいか。先代(とわざわざ書かなければいけないのがちょっと癪だ)の小さん師匠のビデオを何回も見た噺からスタート。枕も小さん師匠のエピソードであった。もうすっかりこういう噺の季節だ。仲入りを挟んでは初めて聴く演目。こちらも小さん師匠の話から入っていった。ほとんど酔っ払いと田舎侍のやり取りがメインで、なるほどこういう噺だったのか。
喜多八師匠も本寸法できちっとした噺家さんだった。あっさり三席で終わったがこれくらいがちょうどいいかな。多少物足りなさもあるけど、前座さん入れて五席だとちょっと疲れるし、むずかしいところだ。
Oさんと連絡が取れなかったので、さっさと帰宅。帰りの東横線はそうとうな混雑、何にも考えていない高校生にちょっとむかつきながら地元の駅に辿り着いたら雨が降り出していた。