小山清「日日の麺麭・風貌」
日日の麺麭・風貌 (講談社文芸文庫)
最初にざっと見た感じでは大したものが見当たらなかったのだけど、小沼丹やら織田作之助といった講談社文芸文庫があったので、期待せずにみたら小山清が750円であったので即購入。この間、南センターの図書コーナーで『落穂拾い』を読んで他の作品も読みたくなったのだ。巻末の年譜を見ると何ともいえない生涯を送った人だ。私の生まれた3年後に亡くなっているが、ある意味いい時代に生を受けたのではないか?現在の時代にこういう人を受け入れる土壌というか余裕は無いだろう。
それからガソリンスタンドにあるドトールで休憩。小一時間でまた歩きだしたら、雨はほとんど止んでいた。京急弘明寺駅を越えて、坂をちょっと降ったところにある壱六家というラーメン屋でネギラーメンを食べる。久しぶりの家系、まあこんなもんだろう。こちらは別にマニアでもないし…。
まだまだ時間は潰れないので、上大岡まで歩く。ヨドバシとか本屋とかはしごしてうろうろする。ウイングの一角にあるベンチに座って先ほど買った小山清を読む。隣に座った小父さん、多分私より年上が徐にラップに包まれたおにぎりを食べ始めた。やっぱりどこも苦しいのかなあ。ここら辺はそんな大した食い物屋もないし、なんだかんだ高いし。
時間潰しも体力も限界なので、弘明寺で塩らっきょうとまぐろの刺身を買って帰宅。なんか今日も随分歩いた。