第33回志遊の会

開口一番
「うなぎ屋」
立川千弗
「だくだく」
立川志遊
仲入り
「お神酒徳利」
立川志遊

前座さんは初めて聴く千弗。まあこらくよりはましだけどと言った感じか、もう長いと思うのでもう少しがんばってもらいたい。やっぱり実践の場が少ないのかなあ。
さて、志遊さん登場。名ばかり聞いていた演目。なるほどこういう噺だったのか、なかなかむずかしい、落語らしいバカバカしい噺だったが、楽しく聴かせてもらった。それにしても入りが悪いなあと思っていたが、段々と入ってきたので一安心(私が安心してもどうもならないが)。
仲入りでは、差し入れのお酒と手ぬぐい等の振舞があったようだが、席を離れずに二席目を待つ。こちらはどこかで聴いた記憶のある噺。ただあんまり覚えていなかったので、お初な感じで楽しめた。志遊さんの熱演を楽しませてもらった。
相変わらずお客の年齢層が高い。本寸法な噺家さんなので、むずかしいかもしれないが、志らく一門会ファンの若い人がもっと来ればいいのになあ。まあ俺も充分オヤジだけれど。あと、隣のお客が風邪をひいているらしく、仲入りの時にやたらひどい咳をする。まったくいい迷惑だ。一応口演中は抑えていたようだけど、こちらまでうつりそうな感じでちょっと不快であった。
夕方からある『志ら乃独演会』はパス。やはり5席はちょいときつい。つまらないわけではないんだけどなあ。志遊さんの二席だとちょっと物足らなくて、五席はお腹が目一杯といったところかなあ。ごった返す人込みのなかヨドバシカメラで蛍光灯を買って帰途に付く。