第65回不動院寄席

らく次「もう半分」
志ら乃「小猿七之助
こしら「へんでるとぐれいてる」
仲入り
志ら乃「創作怪談 人切り包丁〜発端〜」
大近況大会

入りは10人ぐらいかな。昨今のブームにちょっと疑問符を感じている身としては、変な意味だがちょっと安心。「怖い噺」ということで証明は二本の蝋燭だけという演出。みんなそれぞれ熱演。らく次の演目は師匠志らくでも聴いているし、テレビで志ん朝のを何度も見ている。そういう意味では特に遜色なく聴かせてもらった。まああんまり気持ちのいい話ではない。志ら乃は前から聴きたかった演目。いま現在演る人は談志と談春ぐらいなのか?聴いてみると笑いがあるわけでもない、いかにも講釈ネタという感じ。江戸の粋というか匂いを感じさせてくれるが、まあなかなかチャレンジする演じ手は少ないだろうなあ。談春辺り歯切れ良く語ったらカタルシスはあるだろう。志ら乃さんにもがんばっていただきたい。こしらは新作、相変わらずのこしらワールド。仲入り後は志ら乃による新作。長講を狙った噺の発端部分。細かい部分に違和感があるがまあこの辺は演っていくうちにこなれていくのだろう。ラストは雑談。こしらは変だ。どうみても噺家の日常とは思えない。
終演後、相変わらず多数の方々が蔓延る六本木から帰宅。。