立川流広小路寄席第二部

開口一番
立川らく次
金明竹

快楽亭ブラ汁
「元犬」

立川志遊
高砂や」

立川こしら
初天神

立川談之助
立川流の真実」

仲入り

立川志の吉
「初音の鼓」

立川ぜん馬
「出来心」

立川談幸
「抜け雀」

らく次はこないだの一門会でこらくが演った演目。卒はないが笑いは少なかった。確か二度目のブラ汁は噺に淀みもなく適度に笑えて前座としては及第点。千弗だとばかり思っていた。志遊は安心して聞いていられる本寸法の落語、ずいぶん前に聞いた志らべのとは格が違う。こしらは珍しく親子の話。こしららしく弾けていた。談之助は内輪暴露噺、この人の古典も聞いてみたいものだ。仲入り後、志の吉は初めて聞く噺。軽快に笑わせてくれた。ずいぶん昔にテレビでみた記憶のある(とはいっても談志の弟子の大喜利でその頃の名前が朝寝坊のらくだったから、いつの頃やら)ぜん馬。軽い噺だったが安心して聞けた。トリは談幸、やはりこの噺は落ちの説明を枕でするんだなあ、まあ説明されないとわからんもんなあ。