出かけない

この休みもいつもと同じでどこにも行かなかった。休みに入る前はどこそこへ行こうかとか考えているのだが、いざその時になると食料品を購って家に籠るということになる。
今朝も横浜駅まで出かけた。とりあえず週刊碁をキオスクで買おうと思っていたらいつものキオスクが閉店している。西口は終わらない工事が継続中で他の店舗も見つからない。しかたがないのでベローチェで時間をつぶす。ヨドバシが開店したころを見計らってさらに時間をやり過ごし久しぶりに有隣堂書店に入る。中公文庫のフェアみたいなのをやっていてそこに以前から買おうかなと思っていた吉田健一のエッセイが何冊かあったのでとりあえず2冊手に取って、さらに文庫売り場を巡る。本当は片岡義男のエッセイの新刊でも買おうかなと思っていたのだが単行本なので辞めにした。本当に買おうかどうか迷いながら正規の中公文庫コーナーに行ってみると関川夏央の本があったので、吉田健一と合わせて買ってしまった。
『舌鼓ところどころ/私の食物誌』 『酒談義』 吉田健一、『汽車旅放浪記関川夏央

舌鼓ところどころ/私の食物誌 (中公文庫)
 
酒談義 (中公文庫 よ)

酒談義 (中公文庫 よ)

 
汽車旅放浪記 (中公文庫)

汽車旅放浪記 (中公文庫)

 

 


『平賀源内捕物帳』読了。解説でも指摘している通り、最後の2作に突然、伝兵衛の姪が出てくるのがちょっと解せない。まあ十蘭さんのことだから、源内に探偵をさせるのに飽きたのかなあ。後、正義の人とはとても思えない平賀源内がお国のために密貿易者を率先して懲らしめるようなことをするのもなんか妙な気がする。

やっと読了

昨年から読んでは中断を繰り返していたハイスミスの『見知らぬ乗客』をやっと読み終えた。
もっと前に買っていて途中で放り出している短編集もそうなのだが、ハイスミスはなんとなく重いのである。今作はヒッチコックの映画でも著名な交換殺人の話なのだが、本質はそこではなくて人の弱さとかそういうものが本来のテーマなのだろう。だから登場人物の何人かろくでもない嫌な奴なので読むのがつらいのである。

 

モノクローム・セット

たぶん高校か大学生だったころ、聴いていたミュージシャンがまだ現役でやっている。ポール・マッカートニーは無論だし、ニック・ロウもまた来日するそうだ。どことなくエキゾチックなサウンドが好きだったモノクローム・セットも何年か前に再結成して新譜を出したらしい。その新譜発売に合わせたのだろうが、初期のアルバムとシングル集を集めたボックスセットが出たので、買ってしまった。
『1979-1985: COMPLETE RECORDINGS』 The Monocrome Set
買ってしまってから気が付いたが、実際リアルタイムで聴いていたのは2枚ぐらいかな。

https://www.yodobashi.com/product/100000009002925067/

 

1979-1985: COMPLETE RECORDINGS

1979-1985: COMPLETE RECORDINGS

 

 

TOHO シネマズ小田原

いつものことだが相変わらずどこにも出かけない。休みになる前はどこかへ行こうといろいろ考えるのだが、いざその時になるとどこにも行かないということになってしまう。
昨日は早く仕事が終わったのでいつものひまわりクリニックに行って、薬を貰ってきたあと横浜西口に行って食料品を調達してそのまま帰宅してしまった。
そういうことなので日曜日は出かけようと思っていた。国府津と鴨宮のあいだにあるTOHO シネマズ小田原で10時から小津安二郎の『麦秋』を上映しているのを発見した。ネット上で予約をしてお金を払ってしまった。なので出かけるしかないのである。しかし考えてみれば東宝系のシネコンだからちゃんと調べてみれば上大岡辺りでもやっているのだろう。しかし前から二宮辺りを歩いてみたかったので、いい機会なので出かけた。
横浜駅でそばでも食べようかと思っていたがまだ開店前だったので、ベックスでモーニングを食べた。東海道線に乗って鴨宮で降りる。そこから小田原ダイナシティ・ウォークにあるTOHO シネマズ小田原を目指して歩く。だいたい20分も歩いたところで目的地に着いた。ティケットの手続きをしたがまだ時間がある。コーヒーでも飲もうかと思ったが映画館に付属しているところしか空いていない。近くにサンマルクカフェとかあるのだが、映画館の策略か10時開店なのだ。
20分ぐらいまえに会場に入ったが先客は一人もいない。結局私を入れて3人しか入っていなかった。
映画自体は以前にDVDで観ている作品なので内容はわかっている。主な舞台は鎌倉、東京、奈良なのだが昭和20年代後半の風景や人々の暮らしがいい。現実はどうなのかは知らないがそんなに混んでいない横須賀線、のんびりしたオフィス、明るいうちに帰宅ができる環境。戦後やっと復興が落ち着き、高度成長期にはまだ間がある時代。まったく今の殺伐とし希望のない現代とは違うのだ。

麥秋 デジタル修復版 [Blu-ray]

麥秋 デジタル修復版 [Blu-ray]

 

 映画が終わってから外に出るとこのダイナシティというのはこの界隈の人にとっては田舎のイオンみたいなもののようで人が多い。今度は国府津まで30分ほど歩く。大してお腹も空いていないし、当初は川勾神社というところに行くつもりだったのだが、映画を観たことで満足したので、そのまま東海道線で横浜へ戻る。ジョイナスで買い物をしてあっさり帰ってきた。

ベルセバ

相変わらずなんか買っている。
『If You're Feeling Sinister』『Belle and Sebastian Write About Love』『How To Solve Our Human Problems』 Belle and Sebastian
『If You're Feeling Sinister』はタワー・レコードで他はヨドバシかな。ノラ・ジョーンズの『…の自由時間』に入っている曲が好きなので前々から興味があったのだが、また魔が差して3枚ほど何も考えずに手を出してしまった。

天使のため息

天使のため息

 
ライト・アバウト・ラヴ~愛の手紙~

ライト・アバウト・ラヴ~愛の手紙~

 

 『旧聞日本橋』読了。欲しかったけど多分読まんだろうなあと思っていたのだが、読むとおもしろい。所々わからない語句があるが、江戸後期から維新後の庶民の暮らしぶりがいい。品切れは惜しい。注釈を入れて再版してもらいたいものだ。

古本を

相変わらずの話だが、仕事中の暇な時間にアマゾンで古本を3冊買ってしまった。
『旧聞日本橋長谷川時雨、『平賀源内捕物帳』『顎十郎捕物帳』 久生十蘭

旧聞日本橋 (岩波文庫)

旧聞日本橋 (岩波文庫)

 
平賀源内捕物帳 (朝日文芸文庫)
 
顎十郎捕物帳 (朝日文庫)

顎十郎捕物帳 (朝日文庫)

 

『東京の昔』は読み終わっている。これは小説ということだが、吉田健一の書いたものはエッセイと小説の境があまりわからない。何にしても昔のほうがいろいろと不自由のようで自由なのだな。
そしてヨドバシで文庫本を1冊購入。
『東京自叙伝』 奥泉光

東京自叙伝 (集英社文庫)

東京自叙伝 (集英社文庫)

 

 

東海道線グリーン車

今週は火水と休ませてもらったのでちょっと変則。今晩は休みだが日曜日の晩は出勤だ。
東京まで出かけるが、人身事故とかで京急が川崎・神奈川新町間で運休。京急の各駅停車もそうだがJRもそれなりに混んでいた。
都内に出たことは出たが、特に何もなしで上野から帰ってきた。なんとなくグリーン車を奢った。
ジョイナスの地下で食料品を買い、地元の富士スーパーで酒を買って帰ってきた。